ITマスターとして、花巻市立太田小学校の4年生を対象とした「プログラミング教室」を行いました。
ITマスター(ものづくりマイスター)は厚生労働省の事業なので、プログラマーという仕事の紹介などに触れました。
また、今年から小学校の授業にプログラミングが取り入れられたことを踏まえ、文部科学省の「プログラミング教育の手引き」で「教育課程内で各教科等とは別に実施するもの」として提示されている内容を選びました。
基本的には、「Scratch初心者向け」のチュートリアルと同じ内容のものですが、学校の授業時間を使った活動のため「プログラミング的思考」という概念の初歩的な部分を「学びのエッセンス」として加えました。
実は、この部分は、嫌な感じの汗をタラタラ流しながら説明をしていました。
プログラミングを学びのためのツールとして使う考えは、50年以上前から存在し、「フレーベルの恩物」と同様に考える人もいます。
それを、プログラミング教育元年に、学校で実施することの意味、そして、間違えたメッセージにならない様にすること。
ですので、子ども達が、真剣に楽しそうに積極的に取り組んでくれたことは、もちろん嬉しいのですが、先生方が積極的に参加して下さったことも、大変嬉しく思いました。
ともすると、「プログラミング教育」という言葉が一人歩きしている感のある昨今。
「プログラミング」が、真の意味で、子ども達の学びのツールになること。
これからも、考え続けていきたいと思います。